つらい体験もいつか必ず報われる時が来ると感じた体験談

私がまだ新社会人になりたての頃は周囲の状況に慣れることで精一杯であり、果たして自分がこの会社でやっていけるのかどうかが全然わかりませんでした。

 

そんな中、厳しい洗礼を受けることもしばしばありました。中でも一番記憶に残っているつらい経験は、自分の至らなさから仕事ではなく、勤務態度をたびたび注意されたことです。

 

小売業に就職した時のこと、普通、勤務時間が終了した後で休憩するならタイムカードを押してから休憩するべきなのです。しかし私は何を血迷ったのか、タイムカードを押さずに休憩をしてしまったのです。

 

当然、仕事時間内に着替えてタバコを吸っているというとんでもない間違いを犯していたわけで、その様子を店長に目撃されてしまったのです。今でもあの怖い目つきは忘れることができません。

 

その後、私が「それでは失礼します」と帰ろうと思った時、店長から「ちょっと待て!お前、そういう風に教育されてきたのか!」と、激しい勢いで怒られました。

 

それまでは何も言われなかったので、非常に驚いてしまい、私は頭を下げるしかありませんでした。よりによって仕事終わりの一番最後の最後にとてつもなく激しい怒られ方をしたことで、私は翌週から仕事場に向かう気力がなくなってしまいました。

 

それどころか、帰りの電車を待っている間、記憶がありませんでした。どうやって家まで帰ったのかも覚えていないほどです。

 

週末は気持ちが沈んだままでしたが、家族に促され、翌週はできるだけ普通に出勤しようと思い、誰よりも早く勤務に向かいました。店長にも普通に挨拶し、それからというもの、私は絶対に同じミスはしないと心に誓いました。そしてそれから1ヶ月は何も起こらず仕事が進みました。

 

その関係が突然変わる時が訪れました。ある時、私が商品整理をしていたところ、店長が「お、頑張ってるね」と後ろから声をかけてくれたのです。

 

あの瞬間、私が起こしたミスは仕事で取り返すと心に決めて行ってきた結果が出たのだと思いました。店長はそんな私の姿を見ていてくれたのです。

 

社会人としてまだまだ学生気分が抜けない私を一括してくれたのです。あそこで辞めていれば今の私はなかったでしょう。ですから、つらい思いはしても朝日はまた昇りますし、そういう気持ちは長く続くものでもありません。いつか必ず報われる時が来ます。